『自動車継続検査』は車検の正式名称です。
車検とは、道路運送車両の保安基準を満たしているかを検査するために行われます。
車検は車を所有する上で必須の検査であり、定期的に受けることが法令で決められているのです。
車のフロントガラスにシールが貼ってあるのをみたことがあると思いますが、このシールは車検をクリアしていることを示すもの。このシールが貼ってない車は車検を通していないこととなり、法令違反になります。
日本の道路を走行する以上車検は必ず受けなければいけません。
今回はそんな車検について0から100までお伝えしたいと思います。車検に関して何かお悩みがある方は、是非当記事をじっくりご覧ください。

1:車検は定期的に受けなければいけない

車検は冒頭でもお伝えしている通り、必ず定期的に受けなければいけません。
では、どのタイミングで車検は受けなければいけないのでしょうか?
この車検のタイミングは各車両で異なるので、各車両ごとに調べる必要があります。車を保有している限り車検証をお持ちのはずです。この車検証を見ると有効期限が記載されているのですが、この有効期限がくるまでに車検を受けなければいけません。
ただしいつでも車検を受けられるかと言えば違います。車検の有効期限1ヶ月前から受けることができるのでタイミングを忘れずに把握しておかなければ、車検が切れた状態で走行してしまう可能性が…
車検を通していないまま道路を走行してしまうと、法令違反で6点の減点となります。
ちなみに車検は2年に一度がタイミングで、新車の場合は3年目で受けるのがタイミングです。

1-1:車検の内容

道路運送車両の保安基準を満たしているかを検査するのが、車検の大きな内容ですが、時間や走行距離で劣化する部品等も検査、運転しても安全であるかを確認します。
特に何も異常がないと思っていても車はやはり劣化していくものなので、保安基準に定められた『安全性』『公害防止』の条件を満たせないケースも多々あります。

2:公的機関or民間業者で車検は受けられる

車検をいつ受けることができるのか。については前章でお伝えしたので理解できたはずです。
では、車検はどこで受けられるのか…
大きく車検を受けられる場所は2つあります。
まず1つ目が「公的機関(運輸支局/自動車検査登録事務所)」です。この方法が一番正確で安心の方法ではありますが、そこまでこの方法で車検を受けている方は多くない気がします。運輸支局は全国にありますが、場所が少し離れていたりするのでなかなか受けづらいのが原因でしょう。あとは金額ですね。
そして3つ目は「民間業者(整備工場/自動車販売店/ガソリンンスタンド)」で受ける方法です。ここ近年では車検を扱う業者が増えてきているため、公的機関より民間業者を利用する方が増えています。車検代はけっこうかかる費用なので、できるだけ安く抑えようと車検を取り扱う業者は競合しているのも事実です。

2-1:車検時に必要な書類

車検を受ける方法は2つだと紹介しましたが、どちらの方法でも共通して車検に必要な書類があります。
これから車検を受ける方は準備しておく必要がありますので、確認しておきましょう。

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • 印鑑

3:車検にかかる費用

車検にかかる費用は所有している車のサイズによって変わるとイメージしてください。

法定費用 種類 軽自動車 乗用車
小型 中型 大型 特大
自賠責 21.140円 21,550円
重量税 6,600円 16,400円 24,600円 32,800円 41,000円
印紙代:1,100円
その他費用 検査手数料・点検料・整備料等
  • 自賠責
  • 重量税
  • 印紙代

これら法定費用は全て一律に定められており、金額の差は生まれませんが、その他に支払う「検査手数料」「点検料」「整備料等」の金額は業者によって大きく異なるため、車検を依頼する業者選びは比較検討することがとても重要です。
いわゆる高級車はその他費用が格段に高くなります。正規ディーラーでお願いをするケースがほとんどだと思いますが、維持費が高いと言われる理由がここに1つあります。

まとめ

車検とは?から始まり、

  • 車検のタイミング
  • 車検の内容
  • 車検の受け方
  • 車検に必要な書類
  • 車検にかかる費用

といった車検に関する事柄を全て解説してきました。
「車検ってなんだろう?」という車初心者の方から、「もう一度確認したい!」という方まで知りたかった情報はあったでしょうか?
車を所有していく以上、車検問題はずっとついてきます。特に車検代は馬鹿にならない費用間です。楽天Carが提供する車検業者検索サービスなどを利用してできるだけ費用を抑えることを意識してみましょう。